畳、アップデート。家族5人のための“タフな和室”

ぱっと見は、よくある和室。
けれど足を踏み入れた瞬間、少し違う。
やわらかさよりも、どこか「頼もしさ」を感じる畳だ。

今回の施工は、新規の畳交換。
家族構成は、元気な子ども3人とご両親。つまり、日常はかなりアクティブ。
座る、寝転ぶ、走る、時にはこぼす。
和室は“くつろぎの場”であると同時に、“耐久テストの現場”でもある。

施主の希望はシンプルで明確だった。
「とにかく、丈夫なものにしたい」


選んだのは、“やさしさ”より“強さ”

畳床にはスタイロ畳床を採用。
従来の藁床に比べて軽量で、湿気にも強い。
そして何より、ヘタりにくい。日々の荷重や動きにも、しっかり耐えてくれる。

畳表には「Reface G-003」。
見た目はイ草の風合いを持ちながら、素材は高耐久。
擦れや汚れにも強く、子どもがいる家庭にはちょうどいいバランス感。

いわば、“和の顔をした現代素材”。
気を遣いすぎなくていい、というのは暮らしの中で意外と大きい。


ディテールに宿る安心感

縁のラインはすっきりと整い、全体の印象はクリーン。
主張しすぎない色味が、部屋全体を静かにまとめている。

近くで見ると、織り目はしっかりと詰まっていて、
触れると少し硬め。でもそれがいい。
「長く使える」という説得力が、手触りから伝わってくる。


和室は、もっとラフでいい

昔ながらの畳は、気を遣う存在だった。
でもこの仕様なら、少し雑に扱ってもいい。
むしろ、そのくらいの距離感がちょうどいい。

子どもたちが遊び、親がくつろぎ、また次の日も普通に使う。
そんな日常の繰り返しに耐える、現代版の和室。


“いい畳”は、見た目だけじゃない。
暮らしの中でどう機能するか。そこまで含めての完成形。

今回の一室は、まさにそんな一例だった。

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